【薬膳入門】気の滞りを改善する食べ物
気滞とは?
気滞とは文字通り、気が滞った状態を指します。
気の流れが滞ると、いろいろな自覚症状が現れます。
胸やのどが詰まった感じ、脇やお腹が脹った感じ、痛みや凝りを感じる場合もあります。
また気の流れはメンタルとも関係が深いため、鬱々したり、怒りっぽくなることもあります。(このあたりは人によりますが…)
こういった気の滞りが長期化すると、やがて血の滞りや水の停滞、五臓の働きも悪くなっていきます。
そこで、薬膳では食べ物を使います。
気の巡りを良くする食べ物
一言でいえば「香りのある食べ物」をイメージしてください。
● シソ、みょうが、みつばなどの香草類
● バジル、オレガノ、タイムなどのハーブ類
● ゆず、みかん、すだちなどの柑橘類
● ジャスミンティー、ワイン
● 陳皮
陳皮とは、みかんの皮の部分を乾燥させたものです。
七味唐辛子にも入っていますが、陳皮は「理気薬」としても使われ、気の流れを良くする作用があります。

気滞証
「気滞」とは気が滞った状態を指します。ひとつの気の運動障害です。
多彩な症状
気が滞ると、経絡や臓腑の機能に異常が起こり、結果的に様々な不調があらわれます。例えば・お腹が脹る、胸や脇が脹る
・脹った痛み(遊走性)
・痞える
・のどが詰まった感じがする
・ため息...