1. HOME
  2. ブログ
  3. 【コラム】食物の効能
  4. 【薬膳の効能】えんどう豆|疲れやすい・膨満感・むくみに。春が届ける「気を増やす豆」

【薬膳の効能】えんどう豆|疲れやすい・膨満感・むくみに。春が届ける「気を増やす豆」

疲れやすさ、食欲のなさ、下半身のむくみが気になる時。薬膳では、えんどう豆は春に旬を迎え、を補いながら胃腸を整え、体内の余分な湿気も取り除いてくれる——季節の変わり目に体が求めるものを備えた、可愛らしいお豆です。

平性・甘で、補中益気・和中下気・生津止渇・燥湿の効能を持ちます。脾気虚体質でむくみがちな方に適しています。


えんどう豆の薬膳的効能

えんどう豆の薬膳プロフィール

性味:甘・平
帰経:脾・胃
主な効能:補中益気ほちゅうえっき和中下気わちゅうげき生津止渇せいしんしかつ燥湿そうしつ

えんどう豆の薬膳効能|わかりやすく

  • 気を補い、胃腸の機能をととのえる
  • 余分な湿や水分を取りのぞく

えんどうは脾胃を養い、気を増やす

えんどう豆はを補うがあり、気虚タイプにおすすめです。食欲不振、息切れ、むくみ、軟便などの改善に適します。
また胃腸の機能を調和させる作用もあるため、上腹部の脹り、つかえ、吐き気、嘔吐などの緩和にも向きます。

えんどうは体内湿気や余分な水分を取りのぞく

体内の余分な湿気や水分を取り去る作用も持ち、下半身のむくみ(特に足のむくみ)の改善にも良いでしょう。

講師のキッチンから

えんどうはスナップえんどう、さやえんどうなどいくつか種類がありますね。基本的には上記の作用と考えて良いと思います。我が家はスナップえんどうが大好きで旬の時期はよくいただきます。

執筆者:Emiko Ohneda(胡桃の庭 講師)

適応
気虚による疲れやすさ・食欲不振・息切れ、上腹部の脹り・吐き気、足のむくみ
薬膳例
スナップえんどうと豚肉の炒め物、
えんどう豆ご飯(春の定番・気を補う)、えんどう豆とはとむぎのスープ
注意点
大量摂取は消化に負担がかかるため、胃腸が弱い時は少量から。

えんどう豆の薬膳・よくある質問

A. 薬膳では「燥湿」の作用があり、体内の余分な湿気や水分を取り除く効能があります。特に足など下半身のむくみが気になる方に向いています。小豆のような強い利水作用とは異なり、気を補いながら穏やかに水はけを整えるイメージです。

A. いずれも同じえんどう豆の仲間で、薬膳的な効能は基本的に同じと考えて良いでしょう。違いは成熟度と食べ方で、さやえんどうは若い時期、スナップえんどうはさや全体を、グリーンピースは完熟した豆を食べます。旬の時期に手に入るものを美味しくいただくのが薬膳の基本です。

A. 春は冬の閉じこもりから体が動き出す季節で、春バテのような気虚になりやすい時期でもあります。えんどう豆は気を補い胃腸を整える作用があり、春の養生食としてぴったりです。旬の食材が体に必要なものを届けてくれる——薬膳ではそれを「天人合一」として捉えます。

参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中医飲食営養学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献

※ 本ページは中医薬膳の伝統知識にもとづく教育コラムです。中医学独自の概念・用語にもとづく表現を含みます。特定の効果を保証するものではなく、医療・診断・治療の代替を意図するものではありません。体調や服薬の個別判断は、医師・薬剤師等の専門家にご相談ください。

健康法探しからの解放 🎈

ひとり1人が自分の体の主導権を取り戻して、内側から健康になる。胡桃の庭は、そのお手伝いができればと思っています。中医薬膳の叡智を世界へ。

関連記事

© KUMINONIWA/365 Co., Ltd.
本サイトの掲載内容の無断転載、転用を禁じます

🔰 初心者向けの講座
人気の読みもの