【薬膳の効能】豆乳・湯葉|咳・痰・胃腸の疲れ・気血不足が気になる人に。「やわらかな滋養の一杯」
咳や痰が気になる、胃腸が疲れて気力が湧かない。そんな時、薬膳では豆乳が静かに体を整えてくれます。「肺」の熱を冷まし、「脾」「胃」を養って気血を補う、やわらかな滋養の一杯です。
平性・甘で肺・胃に作用し、清肺化痰・健脾益胃の効能を持ちます。肺に熱を持ち、咳や痰が出る時、脾気虚による胃腸虚弱などに適しています。

豆乳の薬膳プロフィール
帰経:肺・胃
主な効能:清肺化痰・健脾益胃
豆乳の薬膳効能|わかりやすく
- 肺の熱や痰をとる
- 消化吸収力を高める
豆乳は肺の熱をとり、炎症をおさえる
豆乳は「肺」の熱や痰をとりのぞく作用があります。
肺の炎症が原因で咳が出る時や喘息、色のついた痰がらみの咳が出る時などは、豆乳を積極的に使うと良いでしょう。
消化吸収力を高める
豆乳は「脾」「胃」を養い、消化吸収力を高めます。
豆乳は基本的に胃腸虚弱の方や気血不足の方におすすめです。専門的には脾気虚、血虚、陰虚タイプに向きます。
湯葉は滋養が凝集
湯葉は、基本的に豆乳の効能と似ており、脾胃を養い、肺の熱をとる作用があります。
豆乳よりも滋養が凝集しているため、虚弱体質、気血不足の方に特におすすめです。
講師のキッチンから
気虚で水液代謝が低下している人は、豆乳の水分を処理しきれず、お腹がチャポチャポするかもしれません。この場合は湯葉を選ぶと良いと思います。
色のついた痰がらみの咳、肺の炎症による喘息、胃腸虚弱、気血不足、陰虚による喉の渇き、便秘
気虚で水分代謝が弱い方は、豆乳でお腹が張ることも。
豆乳の薬膳・よくある質問
A. 気虚で水分代謝が弱い体質の方は、豆乳の水分をさばききれずお腹が張りやすくなります。無理に続けず、滋養が凝集した湯葉に切り替えると同じ薬効を負担なく取り入れられます。
A. 薬膳の立場からは、大豆本来の薬効をそのまま活かせる無調整豆乳がおすすめです。調整豆乳は飲みやすさのために砂糖や植物油などが加えられており、過剰摂取は脾胃に負担をかけることもあります。日常的に取り入れるなら無調整、苦手な方は調整豆乳から慣らしていく、という選び方もあります。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中医飲食営養学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
※ 本ページは中医薬膳の伝統知識にもとづく教育コラムです。中医学独自の概念・用語にもとづく表現を含みます。特定の効果を保証するものではなく、医療・診断・治療の代替を意図するものではありません。体調や服薬の個別判断は、医師・薬剤師等の専門家にご相談ください。








