【薬膳の効能】金針菜の効能 体のほてり、むくみ、不眠などに
金針菜の主な効能
涼性
1. 湿熱をとりのぞく
2. 血を増やす
3. 気の巡りをととのえ、鬱を改善する
金針菜とは「ホンカンゾウ」の花の蕾です。日本ではあまりなじみがなく、今のところ台湾や中国からの輸入が多いように思います。
金針菜は湿熱をとる
金針菜は熱や湿気を取り去る性質があります。過剰な熱による体のほてり、喉の渇き、各種炎症、出血、体内湿気によるむくみ、湿熱による黄疸などの改善に使われます。
金針菜のスープ (胡桃の庭の薬膳)
金針菜は血を補う
金針菜は補血作用もあり、血虚証の改善にも適応します。
金針菜の効能と言えば、この補血作用の方が有名ではないでしょうか?薬膳では血の不足は精神不安とも関連するとされ、補血を通して精神安定をはかることがあります。
気の巡りをととのえる
金針菜は気の流れをととのえ、鬱を改善する性質もあります。
気の流れの異常による鬱症状、不眠などにも向いています。