【二十四節気の薬膳】小満 5月21日頃 陽気が増していく時期
小満(5月21日頃)は、陽気が満ちて草木がぐんぐん伸びる時期。雨が降るたびに自然界の生命力が増していきます。
薬膳の観点で、水分代謝を高め、余分な熱をとる食材と簡単レシピを紹介します。
小満|陽気が増していく頃
小満は「陽気が増していく頃」とされ、自然界の生命がいっそう成長する季節です。雨が降るごとに草木は勢いよく伸び、「走り梅雨」と呼ばれるぐずついた天気も多く見られます。
この時期は体内の水分代謝をスムーズにし、体に熱をためこまないようにすることが薬膳的なポイントです。
小満のおすすめ食材
薬膳では「利水」「袪湿」「清熱」などの食材を使い、体内の水分代謝を高めて、体の余分な熱を取り除きます。
水分代謝を整え、余分な熱を冷ます食べもの:
ハトムギ、もやし、きゅうり、とうもろこし、そらまめ、枝豆、いんげんまめ、水菜、オレガノ、キャベツなど
そら豆の天ぷら
旬のそら豆は、この季節ならではのごちそう。天ぷらにすると香ばしさとほくほく感が楽しめます。
【材料・2人分】
そら豆(さや付き) 300g/小麦粉・冷水 適量/塩 少々
【作り方】
- そら豆はさやから出し、薄皮をむく。
- 小麦粉を冷水で溶いて衣をつくり、そら豆に軽くまとわせる。
- 170℃の油でさっと揚げ、塩をふっていただく。
旬のそら豆は、本当においしいですよね。
ただし、体に熱がこもっている方は、天ぷらではなく「茹でそら豆」の方が良いと思います。
季節のひとこと:「味見をしたらおいしくて止まらず、原稿より先にそら豆がなくなりそうです😂」