【二十四節気の薬膳】大暑 7月23日頃 冷房冷え、こもった熱に注意
大暑(7月23日頃)は、一年で最も暑さが厳しい時期。冷房による冷えや、汗をかけず体に熱がこもるなどの不調が出やすくなります。
“外は暑く、室内は冷える” 現代の夏を乗り越えるための、薬膳的食養生について紹介します。
大暑|冷房による不調が出やすい頃
大暑は一年で最も暑さが厳しい時期。冷房に頼る時間が増えると、寒邪(冷え)が体に入り込みやすく、自律神経の乱れ、熱が体内にこもるといった不調につながることもあります。
状況に応じて、食事で上手に調整しましょう。
冷房冷え×こもった熱の食養生
不調によって摂るものは変わります。(自分に合わせて選ぶのが正解です)
体の内側、お腹を温める食物 :
にら、獅子唐辛子、にんにく、みょうが、胡椒、カルダモン、クローブ、シナモン、鶏肉、海老など
発汗作用がある食物 :
生姜、ねぎ、紫蘇、レモンバーム、タイム、オレガノなど
血の巡りを活性化する食物 :
玉ねぎ、青梗菜、クレソン、なす、バジル、鮭、鰯、秋刀魚、黒砂糖、酒、酢など

血の巡りを活性化する「サフラン入り鯖とトマトのスープ」
この季節は本当に人によって、ライフスタイルによって、体のあり方が違うため、「ズバリこれ!」という決まった形を提示しにくいんですね。
厳密に言えば「食べる側(受け手)」の体の状態によって、食べるべきものは全然変わってきます。これが薬膳の本質です。
季節のひとこと:「休むことも大切な養生、健やかにお過ごしください~🎐」