【薬膳の効能】ネギ(長ねぎ)の効能 ゾクゾク寒い感冒の初期に。

ねぎのピクルス(胡桃の庭の薬膳より)
長ねぎの主な効能
温性
1. 発汗させる
2. 寒邪を追い払い、体を温める
長ねぎの白い部分は薬
長ネギの白い部分は「葱白(そうはく)」という辛温解表薬でもあります。(辛温解表とは辛温の薬で体を温め、風寒の邪を体表から発散させる治療を指します)
葱白は陽気の流れを疏通して発汗させ、体表の邪気を発散させます。

薬膳では風寒系の感冒のごく初期などに使います。タイミングを逃がさずに使うと、感冒が発症する前に治すことができるため、いざという時頼りになる野菜なんですね。
ちなみに風寒系の感冒とは、体がゾクゾク悪寒が強く、汗はかきません。そして発熱、頭痛、関節痛などが見られるごく初期の段階をイメージしてください。
家庭ではネギの白い部分を多めにみじん切りにしてください。味噌と合わせて熱湯を注ぎ、熱いうちに飲むと良いでしょう。じんわり汗が出ればOKです。
※ただし感冒の初期に限ります。本格的に発症した後には適しません。
青い部分にも薬効はある
ねぎの青い部分も発汗作用はあります。ただし白い部分よりは弱いです。
また青い部分には解毒作用などもあります。
参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中医飲食営養学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
※ 本ページは中医薬膳の伝統知識にもとづく教育コラムです。中医学独自の概念・用語にもとづく表現を含みます。特定の効果を保証するものではなく、医療・診断・治療の代替を意図するものではありません。体調や服薬の個別判断は、医師・薬剤師等の専門家にご相談ください。





