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【薬膳の効能】納豆|疲れ・食欲不振・肩こり・しみが気になる人に。「発酵がもたらす、二つの力」

疲れやすさ、食欲不振、肩こりやしみが気になる時。薬膳では、納豆は「脾」を養い気を補いながら、滞った血の流れも動かしてくれる、二つの力を併せ持つ食材です。

温性・甘で脾・肺に作用し、健脾益気・活血・解毒の効能を持ちます。脾気虚による胃腸虚弱、血瘀によるしみ・月経異常・肩こり・腰痛が気になる方に適しています。


納豆の薬膳的効能

納豆の薬膳プロフィール

性味:甘・
帰経:脾・肺
主な効能:健脾益気けんぴえきき活血かっけつ解毒げどく

納豆の薬膳効能|わかりやすく

  • 消化吸収力を高め、気を増やす
  • 血の巡りを良くする

納豆は胃腸虚弱タイプ向き

納豆は「脾」の機能を高めてを補い、胃腸の働きを円滑にして消化吸収力を高める働きがあります。
虚弱体質の方や高齢者、食欲不振、疲れやすい時などに向いています。

納豆は瘀血を解消する

納豆は滞った血を流す働きがあり、血瘀体質の方におすすめです。
血の滞りによるしみ、月経異常、血行不良による肩こり、腰痛などの改善に適しています。

講師のキッチンから

納豆は発酵することで血流を改善する力が強まります。大豆と比べると「発酵」がもたらす作用が逆説的に分かります。
また現代ではナットウキナーゼという成分が血栓予防に良いとされます。滞りを解消するという意味では共通します。

執筆者:Emiko Ohneda(胡桃の庭 講師)

適応
虚弱体質、食欲不振、疲れやすさ、血瘀によるしみ・月経異常、血行不良の肩こり・腰痛
薬膳例
納豆ごはん(毎日の脾胃ケアに)、
納豆と長ねぎの和え物(活血を促す一品)、
納豆オムレツ(消化しやすく気を補う朝食に)
注意点
血液をさらさらにする薬を服用中の方は、医師に相談を。温性のため、ほてりが強い体質の方は摂りすぎに注意。

納豆の薬膳・よくある質問

A. 元は同じ大豆ですが、発酵することで性質と作用が変わります。大豆は平性で胃を養うのが中心。一方、納豆は温性に転じ、活血(血の巡りを良くする)作用が加わります。胃腸ケアだけなら大豆、血の滞りも気になるなら納豆、という使い分けが目安です。

A. 薬膳の立場からは、どちらでも構いません。朝に食べればを補って一日の活力に、夜に食べればの巡りを助ける作用が休息中に働きます。継続的に食べることが大切なので、無理なく取り入れられる時間帯を選ぶと良いでしょう。

A. 薬膳的な「脾を養い気を補う」「血の巡りを良くする」基本作用は加熱しても保たれます。ただし、現代栄養学で注目される納豆菌やナットウキナーゼは熱に弱いため、ご飯にかける・薬味と和えるなど、できるだけ非加熱で食べるのがおすすめです。温かいご飯に乗せる程度なら問題ありません。

参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中医飲食営養学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献

※ 本ページは中医薬膳の伝統知識にもとづく教育コラムです。中医学独自の概念・用語にもとづく表現を含みます。特定の効果を保証するものではなく、医療・診断・治療の代替を意図するものではありません。体調や服薬の個別判断は、医師・薬剤師等の専門家にご相談ください。

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