【薬膳入門】 「平性」の食べ物のメリットとデメリット
平性の食べ物
例えば、下の写真は平性の食べ物です。
これらは基本的に体を温めも、冷やしもしません。
他には米、黒豆、大豆、里芋、とうもろこし、椎茸、レモン、ぶどう、りんごなども平性の食べ物です。
「平性」の食べ物は、温めも冷やしもしません。
つまり寒熱バランスを崩すことはないわけですね。
例えば、お米は平性です。
日本人の主食であるお米が、もし「寒涼性」だとしたら・・・
多くの人が体が冷えていてもおかしくありません。
でもそうならないのは、主食であるお米が「平性」であることが一役買っていると言えるでしょう。
いずれにしても、「平性」の食べ物は、その人の寒熱バランスを崩す心配のない、汎用性の高い食材と言えます。
しかし逆に言えば、平性の食べ物は食べる人の寒熱バランスを“変える力”は希薄であることを意味します。
例えば「冷えをとりたい!」「熱をしずめたい!」という場合、
平性の食べ物では調整することができないわけです。
良くも悪くも、それが平性の食べ物の性質です。