【薬膳の効能】ヘーゼルナッツ|お菓子の実の、本業|食が細い・元気がない・咳が気になる方に
疲れやすく顔色が冴えない、食べても消化しきれずもたれやすい、乾いた咳——薬膳では、ヘーゼルナッツは脾をととのえ、気と血を養う木の実とされます。
ヘーゼルナッツは、主に気虚・血虚タイプの方に向き、食べたものを滋養へ変える、働きものの木の実。効能と「どんな時に食べたらよい?」を、あわせて紹介します。

ヘーゼルナッツの薬膳プロフィール
帰経:肝・脾・胃
主な効能:健脾和胃・補気養血・潤肺止咳
ヘーゼルナッツの薬膳効能|わかりやすく
- 脾を養い、お腹を整える
- 気と血を補う
- 肺を潤し、乾いた咳をしずめる
食が細く、消化に自信がない人に
薬膳では、ヘーゼルナッツは脾を養い、お腹を整える効能があります。食が細い、食欲がわかない、食後もたれやすい、お腹を下しやすい方の養生に向きます。
元気がなく、顔色が冴えないときに
ヘーゼルナッツは、気と血を補う性質もあわせ持ちます。疲れやすい、立ちくらみ、目がかすむ、顔色がさえないときにも向きます。
乾いた咳が気になる日に
ヘーゼルナッツは、肺を潤し、乾いた咳をしずめる性質もあります。空気が乾く季節に、コンコンと乾いた咳が出る方の養生にも、寄り添います。
効能通りにいかない人も…
薬膳の目で見ると、ヘーゼルナッツはすべての人に合うわけではなく、中には負担に感じる人もいると思います。コクのある油分は体に余分な湿が溜まりやすいタイプの方には重く感じられることもあります。このタイプの方は、よく噛んで、量を少なめにする(または控える)ことが養生になります。
効能の先を知りたくなった、その探究心こそ、薬膳がいちばん大切にするもの。薬膳の入り口は、いつでも開いています。
なぜ、同じ食べ物で結果が分かれるのか?
効能はブーメラン——強く効くものほど、強く外れる ≫
講師のキッチンから
肺に潤いを与え、咳を止める効能は、他のナッツ類にも多くみられる性質です。秋に空気が乾燥する頃、おやつにおすすめです。よく噛んで、食べ過ぎないことがナッツ類の食養生のコツです。
食の細さ・胃のもたれ/疲れ・顔色のさえなさ/秋の乾いた咳
そのまま間食に/刻んでお粥やサラダのトッピングに/なつめ・くるみと合わせた滋養おやつ
摂りすぎによる胃もたれに注意。
参考文献:『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中医飲食営養学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献
※ 本ページは中医薬膳の伝統知識にもとづく教育コラムです。中医学独自の概念・用語にもとづく表現を含みます。特定の効果を保証するものではなく、医療・診断・治療の代替を意図するものではありません。体調や服薬の個別判断は、医師・薬剤師等の専門家にご相談ください。





