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【薬膳の効能】えごまの葉の効能 荏胡麻は肺と大腸に作用する

薬膳では、えごまは温性で肺と大腸に入ります。

肺に潤いを与える作用や気をおろす作用があり、咳の改善などに役立ちます。

荏胡麻の葉

中薬学から見るえごま

性味:辛・温
帰経:肺
主な効能:発汗解表・止咳・理気
季節:秋~冬
 

現代薬膳から見るえごま

薬膳における「えごまの葉」の主な効能とポイントを紹介します。

 温性

1.  肺を潤し咳や痰を改善する

2.  腸を潤し便通を良くする

 

えごまの葉は咳や痰を改善

えごま(葉)は肺に潤いを与えつつ、気を降ろす性質があります。

例えば肺が乾燥して咳が出る時、痰を伴う咳の改善に役立ちます。

えごまの葉は便秘改善にも

中医学では肺と大腸は表裏関係とされます。

エゴマの葉は大腸にも働きかけ、腸に潤いを与え便通を良くする性質があります。

そして気を降ろす作用で便秘の改善をアシストします。

comment iconえごまは葉も種も使える万能食材。葉は前述の通り薬効があり、油はオメガ3脂肪酸が豊富で現代栄養学からも注目されていますよね。薬膳ではえごま油は気血の流れを良くする油と認識されています。▶ 油類の効能
用途
風邪予防/咳・痰/気の滞り
相性
大根とあわせて咳止めに
注意
熱証タイプの人は控えめに

参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中葯学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献

※ 本ページは教育目的の一般情報です。医療・診断・治療の代替ではありません。体質や服薬に関しては専門家にご相談ください。

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