新型コロナ対策 vol.3 ウイルスの増殖をおさえる
基本的に受講生さまに向けた内容で書いております
専門用語が含まれますがご了承ください
前回に続き、COVID-19に対する中医的な対処法を追加します。
中医の治則である「扶正袪邪」に沿って連載していますが、今回は「袪邪」の板藍根を紹介します。
※以前別の記事で紹介していましたが、こちらの記事にまとめます。
板藍根
性味 : 寒 苦
帰経 : 心 胃
効能 : 清熱解毒 涼血利咽
アブラナ科のホソバタイセイの根
中医学では清熱解毒薬に属し、喉の腫れ、発熱、口内炎、丹毒など様々な炎症や感染症に用います。(西洋医学的には解熱消炎作用、抗菌、抗ウイルス作用などと解釈できます)
ただし「苦寒薬」であることをお忘れなく!
基本的に体の熱を取り除いて炎症を抑える薬です。
寒証の方が、感染していないうちから継続的に飲むと、当然体が冷えてくる可能性がありますので、その点を計算に入れる必要があります。