「補気薬」性質を把握してこそ、正しく使うことができる
はじめに
まずは以下について確認しておきましょう。
・私たちはなぜ中薬・方剤を学ぶべきなのか?
・正しい漢方薬の選び方
・方剤の加減と合方
・医療用と市販薬の違い
・メーカーによって効き目は違う?
※上記はそれぞれ動画で解説しています
そもそも論ですが、上記の点をハッキリ理解していることが大事でしょうね。例えば複数の漢方薬を飲む時、合方の意味を知っておく必要があります。

補気薬
補気薬とは気を補う薬です。
気虚の治療に使われ、補気剤の君薬や臣薬として配合されます。
人参、黄耆、白朮、山薬、大棗、甘草など、主な補気薬を紹介します。
例えば、大棗は「なつめ」のことです。
脾と心に入り、気血を補い、脾胃の保護作用に優れます。
ただし滋潤性が強くベタベタしやすいのも特徴です。過剰に摂取するともたれやすく、熱を持ちやすい側面があります。
やはりその薬の性質を把握してこそ、正しく使うことができますので、この点を意識しつつ解説します。
補気薬は多くの方剤に配合されていますので、ひとつひとつの特徴を知っておくと、あとあと多方面で役立ちます。


© KUMINONIWA/365 Co., Ltd.
本サイトの掲載内容の無断転載、転用を禁じます