「脾証と食療薬膳」胃腸虚弱にもタイプがある
脾証と食療薬膳
中医学の「脾」は食べ物と水分を消化して体に吸収させ、気血津液を生み出す働きがあります。
また臓腑の位置を保ち、血の漏れを防ぐのも脾の働きです。そして脾は胃と表裏関係にあります。
このように西洋医学の脾臓とは解釈が異なるため、区別して考える必要があります。
脾の異常を示す主な症状
・食欲不振
・消化不良、胃もたれ
・腹痛、腹部脹満感
・味覚異常
・手足がだるい
・便がゆるいなど
実際には上記のほかに様々な症状があらわれますが、症状を「症候」として整理することで「証」が決まり、薬膳の方針が決まります。
・消化不良、胃もたれ
・腹痛、腹部脹満感
・味覚異常
・手足がだるい
・便がゆるいなど
実際には上記のほかに様々な症状があらわれますが、症状を「症候」として整理することで「証」が決まり、薬膳の方針が決まります。

今回は脾気虚証(狭義)、中気下陥、脾不統血、脾陽虚、寒湿困脾、脾胃湿熱、胃陰虚、胃熱などの症状の特徴と食療薬膳をお伝えします。
胃腸虚弱はタイプが分かれる
脾証を学ぶと「胃腸虚弱」にはいくつかのタイプがあることが分かります。
脾の生理機能の何が弱るかによって、症状も異なります。
また脾の弱りは余分な水湿を生み、その湿が熱を帯びる人、逆に寒湿となる人など状況は様々です。
この講座を通して、消化吸収は最終的には五臓全体の問題ということも理解していただけることと思います。


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