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【薬膳の効能】ずいき|滞った血を流し、シミや生理痛をケアする「巡りの妙薬」|胡桃の庭

薬膳では、ずいき(芋茎)は平〜微涼の性質を持ち、滞った「血」の巡りを活性化して流すとともに、体内の余分な湿気と熱を取り除く効能を持つ食材です。

血行不良によるシミや生理痛、しこりの改善、また湿熱による湿疹や化膿しやすい体質のケアに適しています。

ずいきの煮物

ずいきの基本データ

性味:甘・淡・平〜微涼
帰経:脾・胃・大腸
主な効能:活血散瘀・清熱利湿・解毒
分類:活血・清熱利湿

ずいきの主な薬膳的効能

  • 血の巡りを良くし、滞りを散らす : 活血散瘀かっけつさんお
    血の滞りを改善する性質があり、シミ、あざ、生理痛、しこり、腫瘤など、血行不良(血瘀(けつお)タイプ)からくる様々な症状の改善をサポートします。
  • 体内の余分な「湿」と「熱」を逃がす : 清熱利湿せいねつりしつ
    暑がりで汗をかきやすい、赤みのある湿疹や水疱ができやすいなど、「湿熱」が原因の肌トラブルや肥満傾向の改善に役立ちます。
  • 産後の肥立ちや毒素の排出に : 解毒消腫げどくしょうしゅ
    古くから「古血(ふるち)」を洗うと言われ、産後の血行改善や解毒に利用されてきました。体内の不要な毒素を出し、腫れを鎮める働きがあります。

💡 薬膳の知恵:ずいきの下処理は「守り」の要
ずいきにはシュウ酸カルシウムが含まれており、調理の際、素手で触ると痒くなることがあります。お肌がデリケートな方は手袋でカードすると良いでしょう。しっかりアクを抜くことで、美味しくいただけ、「巡らせる力」も吸収できます。

適応
シミ・生理痛・むくみ
相性
お酢(さらに血を巡らす)・きんぴら
注意点
アク抜き必須。調理時は手袋推奨

講師のキッチンから

ずいきを食べると、体の奥の「滞り」がスッと流れるような気がして、私も大好きな食材です。特に生理痛やシミが気になる「血瘀」タイプの方にはおすすめです。下処理など手間はかかりますが、それも含めて自分の体と向き合う豊かな時間かもしれませんね。丁寧にアクを抜いたずいきの、あの独特の食感は格別です。

執筆者:Emiko Ohneda(胡桃の庭 講師)

ずいきの薬膳・よくある質問

Q1. 「芋がら」と「ずいき」は何が違うの?
A. 基本的には同じものを指しますが、一般的に「ずいき」は生の茎を、「芋がら」はその茎を乾燥させたものを指すことが多いです。保存が効く芋がらは、冬場の貴重な栄養源として重宝されてきました。

Q2. 赤ずいきと白ずいき、効能に違いはある?
A. どちらも血を巡らせる力はありますが、赤ずいきにはアントシアニンなどのポリフェノールも含まれており、より「巡り」の力が強いとされています。

Q3. ダイエット中にもおすすめですか?
A. はい。非常に低カロリーで食物繊維が豊富な上、「湿熱」を取り除く力があるため、むくみやすい方のダイエットサポートに最適です。

参考文献:『中医葯膳学』(中国中医葯出版社)、『中薬大辞典』、『中医飲食営養学』(上海科学技朮出版社)、『食材効能大事典』(東洋学術出版社)、その他古典文献

効能を「知る」ことは第一歩。
次は、自分の体質に合う食材を選べる自分になること。そのための道筋があります。

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