病は“気”からは正しい
土曜クラスは「気虚」「陽虚」「気の薬膳」「血虚」と一気に進みました。
中医薬膳において、気の解釈を理解することはとても大切だと思います。
体内のあらゆる物質は、気のエネルギーによって生み出され、気のパワーによって体内を流れます。
そして一定の温度を保つことができるのも気の力であり、ある形を「別の形」に変化させるのも気の力。というのが中医学の考え方なんですね。

もち粟のお粥
つまり血や津液の生成や流れを下支えしているのは「気」であり、血や津液に限らずあらゆる物質の変調の背後には「気」の変調があると言えます。
まさに「病は気から」ですね。
「血虚」も背後に気虚があるわけですから、血虚向けの薬膳をつくる時には補気と補血両方が必要です。
これらを踏まえ、講座ではみなさまに薬膳を考えていただき1品挙げていただきました。
完璧は全然求めていなかったのですが、ほぼパーフェクト!
皆様すごい理解力で驚きです。
来月はもう少し深いお話をしたいと思います。